夜の街中を少女が一人走っていた。
 少女は必死だった。後ろから見知らぬ男達が追いかけてきているのだ。
 その少女―アリサ・バニングス―は今この場にいない友人達に心の中で
助けを請いつつその男達から逃げ続けていた。


   【アリサ】の悲劇


 事の発端は塾の帰り。
 その日、本来ならアリサ付きの執事である鮫島が車で迎えに来るはずだった。
 しかし、アリサの携帯電話に鮫島から車が故障しており車では迎えに行く事が出来ない、せめてそこで
自転車で迎えに行くのを待ってほしいという連絡が入ったのだった。
 アリサは近くの公園まで歩いていくからそこで拾ってくれとお願いし、鮫島も了解してアリサは公園に
向かったのだった。思えば車が故障していた時点でおかしかったのだろう。常に点検・整備されているはずの車が
故障している事がそもそもおかしかったのだ。
 そして公園で待つアリサに、不審な男が数人近づいてきたのだ。
 アリサはその男達を少しおかしいと思ったとき、唐突に既視感に襲われた。
 自分の脳裏をよぎったその光景はあまりにも惨い、自分と思われる少女の陵辱された姿。
 そして男達に恐怖を覚えたアリサは足早に公園を去ろうとした時、男達はアリサを追い始めたのだった。


(何でよ! 何で私が狙われるの!? あの時だって!! ・・・あの、とき・・・?)
 走る足を緩めぬままにアリサは自分が何を考えたのかを疑問に思う。
(前にも・・・あった? こんな事が・・・?)
 アリサの脳裏にここではない自分の光景がよぎる。
 親も無く友達もいない孤独な自分。
(いやだ・・・)
 頭が良すぎたがゆえに誰からも気味悪がられた自分。
(いやだ・・・)
 そして・・・ならず者に陵辱され、殺された・・・自分。
(いやだっ!!!!!)
 脳裏をよぎる恐らくは辿ったであろう自分を振り切って、アリサは考える。
(そうよ! 私は一人じゃない!! 友達が、親友達がいる!! 助けを求めればきっと・・・?)
 そこで思い出す。そういえば魔法関係者(管理局)の友人達は揃いも揃ってお仕事中では?
「だーーー!!! 何でこんな肝心な時にいないのよ!!!!」
「こっちだ! 声が聞こえたぞ!!」
(しまったーーーーーーーー!!!!! 私のばかーーーーー!!!!)
 アリサ痛恨のミス。ここではない自分と違い頼りになる友達がいながらも助けを期待できない事に
思わず絶叫してしまった。
(すずかに助けを求めるわけには行かないし、後頼りになるのは・・・!)
 思いつく。いるではないか。自分の知る限り誰よりも強く、義理堅いあいつが!
 携帯電話を取り出し掛けようとするが、走っている所為か取り落としてしまう。
 落とした携帯電話を拾い今度こそはと掛けようとする。
 しかし・・・・・・・・
「いたぞ! そっちだ!!」
(みつかった!!!!)
 最悪の状況だ。
 自分は子供、相手は複数の大人。
 体力差もあり、足の速さだって違う。
 しかも、声を上げても助けが来る保証はない。最後の最後まで足掻き続けるしかない。
(お願い!! 助けて!! ーーーーーーー!!!!!)
 アリサは心の中で魂からの絶叫をあげた。


「・・・・・・・・アリサ?」
 美沙斗との訓練の帰り、は突然顔を上げて周りを見渡した。
 それは霊感という奴なのか、は確かにアリサの絶叫を聞き取っていた。
 はその場で非常用にと海鳴中に仕掛けてあったサーチャーを起動し、アリサの居場所を検索、特定する。
 そしてウィンドウに映るアリサは、複数の男に取り囲まれていた。
「アリサ!!!」
 はすぐさま位置状況を把握して、神速を発動してアリサの元へ向かう。
 空を飛べば速いのは確かだが、そういった事をすれば管理局がうるさい。
 管理外世界にまでミッドの法を押し付ける管理局にどうしようもない苛立ちを感じつつ、ビルの壁を走り、
民家の屋根の瓦を踏み砕きながら、可能な限り道をショートカットして自分の出せる最速の速さで
アリサの元へと疾走する。
「あいつら、一人残らず叩き潰してやる!!!」
 にとってもアリサは大事な存在だ。傷つけさせるなど、ましてや今のこの状況など断じて許す事は出来ない。
 人知を超えたスピードを発揮しながら、はアリサの無事を祈り続けた。
「俺が駆けつけるまで全力で抵抗していろ! アリサ!!!!」


「いやあっ!! 離してえっ!!!」
「うるせえ! 大人しくしやがれ!!」
 アリサは抵抗していた。
 必死に身をよじり、足をばたつかせ、押さえ込まれないように体を暴れさせる。
 アリサ自身助けが来るとは思ってはいない。
 人気の無い廃ビルに引きずり込まれている以上、人が通りがかる可能性は万に一つも無い。
 だが、アリサは諦めなかった。男達に隙が出来るのを暴れながらも冷静な目で観察していた。
「このっ、いい加減にしやがれ!!」
 男の一人が暴れるアリサに苛立ち、顔をはたく。
 それはアリサが暴れていた所為か、あごを強くはたかれ、脳を揺さぶられ脳震盪を起こしてしまった。
(まずい・・・。体が・・・うごかない・・・)
 アリサは体に力が入らずそのままぐったりと倒れこんでしまった。
「お、いい感じに入ったみたいだな」
「ようやく楽しめるぜ」
「おいおい壊すなよ。身代金もたんまりせしめるんだからよ」
「だがいい仕事じゃねえか。ガキ一人襲って金がもらえるんだぜ?」
「まったくだな。嬢ちゃん、恨むならあんたの親を恨みなよ?」
 下品な笑い声を上げながら力の入らないアリサにのしかかろうとする男達。
 アリサは大体の事情を察しながら、それでも何もできない自分に絶望していた。
「・・・たす・・けて・・・」
「あん? なんだ助けを呼び始めたぜ?」
「いまさら助けなんて来るはずねえだろうが!」
 アリサの言葉を聴いた男達は嘲笑しながらアリサの服を引き裂き肌をあらわにさせる。
・・・! 助けに、助けに来なさいよ!!!!」
「は? てめえの男の名前かよ?」
「来るはずねえよ。だからこのままたのs「それはどうかなっ!!!!」がはあっっっっ!!!」
 男の声をさえぎり、突如現れた小柄な影が明らかに骨が砕ける鈍い音を響かせながらアリサにのしか
かっていたその男を蹴り飛ばす!
「アリサ! 無事・・・か・・・?」
・・・遅いわよ・・・馬鹿」
 の言葉に気丈に言葉を返すアリサ。
 だが、はアリサの状態に目を見開く。
「ちっ、助けがきやがったか」
「所詮ガキだ! 殺せ!」
 男達はを邪魔者だと、所詮は子供だと軽く見て排除しようとする。
 だが、ここにいるのは・・・・・・・・・・・
「・・・手前ら、うちの可愛い姫様に何してくれやがんだよ」
 明らかに殺意の篭ったドスの効いた声に男達は怯む。
 そこにいるのは、子供の姿をした殺意の塊だった。
「骨の5・6本は覚悟してもらおうか!!」
「ひっ、に、逃げ・・・ぎゃああああああああっ!!!!!!」
 そして、一欠けらの慈悲も無い暴力の嵐が吹き荒れた。


 廃ビルの床には手足が曲がってはいけない方向に曲がった男達が呻き声を上げてのたうっていた。
 誰一人気絶してはいない。報いを受けさせるためにあえて気絶させなかったのだ。
「アリサ。すまん、遅くなった」
「いいわよ・・・助かったんだし」
 は破かれた服の上に自分の上着をアリサに着せ、そこにいるのを確認するように抱きしめて
安堵の息を吐く。
 アリサは普段どんなに動いても息を切らさないが明らかに息切れしているのを見て心が温かくなる。
 それの意味するところは、それほどまでに自分のために必死で駆けつけて来てくれた証拠だったから。
「こいつら、誰かに雇われたみたい。狙いは多分うちのパパよ」
「営利誘拐か。だとすれば怪しいのは・・・・・・・うん?」
 無様にのたうちながら逃げようとする男の左手に巻かれている包帯が取れかけているのには気付いた。
 普段なら気にも留めないが妙に気になったは男のあごを蹴り飛ばして意識を刈り取り、包帯をはずす。
 そこには・・・・・・
「なに・・・? 刺青?」
「昇竜の刺青・・・。なるほどこいつらが関わってたわけか」
 の呟きを聞いたアリサがを見て、息を呑む。
 の目が殺気に満ちていた。まるでキレている時のように。
 携帯電話を取り出したはある番号に電話を掛ける。
「美沙斗さん? です。【龍(ロン)】の構成員と思われる男を捕獲しました。確保お願いします」
『分かった。すぐに向かう。場所は?』
 が話しているのを聞いて、アリサは少し不安になった。
(なによ・・・こんな、見たこと無い・・・)
 普段は穏やかに笑っていることの多いが温もりを感じさせない冷徹な目をしている事にアリサは
戸惑いを隠せなかった。幼馴染が初めて見せた一面に少しだけ恐れを感じていた。
「アリサ。親御さんにも連絡しておいた。すぐに迎えが来るから・・・どうした?」
「・・・・・・今のあんた、怖いわよ」
 アリサの言葉には思わず沈黙する。少し顔を押さえたは、気を取り直したのかいつもの表情になっていた。
「すまん。こいつらとはちょっと・・・な」
「因縁があるの?」
 アリサの追求に、は言い難そうに言葉を搾り出す。
 それは美沙斗と士郎から聞いた御神家と不破家の終焉の話。
 御神家の長女の結婚式に行われた爆弾テロ。父が瀕死の重症を負い管理局に担ぎ込まれる原因。
 そして、それを行ったのが【龍】という犯罪組織であるということだった。
「当時の御神と不破はボディーガードとして様々な要人を守っていた。そして奴らが送り込む暗殺者を
ことごとく撃退していたらしい。そして、奴らに恨みを買われた」
「その結果が、その爆弾テロだったっていうの?」
 は力なく頷く。生き残ったのはその場にいなかった士郎と恭也、熱を出して病院にいた美由希と
付き添っていた美沙斗。そして管理局に拉致された瀕死の一臣だけだった。
「美沙斗さんは【龍】への復讐のために美由希さんを士郎さんに預け、香港警防隊で奴らを追い続けていた。
士郎さんが昔負った怪我も奴らがイギリスである議員を襲った際に負ったものだ」
 アリサはなんともいえない顔で沈黙する。
 今まで知らなかった親友の家族の裏事情に言葉が出なかった。
 その時、パトカーのサイレンの音と共に美沙斗がやってきた。
「すまない。待たせたか?」
「美沙斗さん。むしろ速いぐらいです」
「後は任せてくれ。アリサちゃんの迎えも来ているから家に送ってやってくれないか?」
「分かりました。アリサ、いこうか?」
「うん・・・・」
 妙に元気の無いアリサを、はお姫様抱っこで抱き上げた。
「な、ちょ、!」
「大人しくしてろ。寝ても泣いてもいいから、少しぐらい甘えてくれ」
「な、何言って・・・」
「ほら、目じりに涙が溜まってるぞ」
 に抱き上げられて、アリサはようやく自分が助かったんだと実感し始めていた。
 アリサはに抱きついてその襟元に顔をうずめて、涙をせき止めていたものを外した。
「うっ・・ううぅ・・・こわ・・・怖かったん、だからね・・・?」
「ああ、もう大丈夫だ」
 泣くアリサを強く抱きしめて、安心させるように声を掛ける。
 振り返ればならず者達が警察に捕らえられ、とりあえず病院に運ばれていく。
「もう・・・駄目かと・・・思ったん、だから・・・」
「もう少し遅れたらアウトだったよ。よくやつらに抵抗し続けたな。偉いぞアリサ」
 抱き上げたままアリサの背中を軽く叩き、長時間抵抗し続けていたアリサの奮闘を褒める。
「ありがと・・・助けに、来てくれて・・・」
「助けを呼ぶ声は確かに俺に届いていたよ。もう大丈夫。だからもう休め」
「うん・・・・・・・・」
 心からの安堵と共に強烈な眠気に襲われたアリサはそのまま眠りに付いた。


 暗い空間の中に、よく似た少女が二人向かい合っていた。
―初めましてアリサ・バニングス。私はアリサ・ローウェルよ―
「・・・・・・すごく変な気分ね。同じ顔がそこにあるなんて」
―生活環境は大きく違うけどね。私は施設育ち、あなたはお嬢様。それに友達もたくさん―
「・・・・・・・・アレは本当にあったことなの?」
―そうよ。平行世界の【私】。アレは私が体験したこと。そして私は・・・殺された―
「私は・・・助かった」
―違う世界とはいえ【私】が同じ目に遭うのを避けたかった。だからあんなきっついの見せちゃった訳だけど―
「いいわよ別に。おかげで助かったわけだし」
―それだけでは助からなかったわよ? 彼がいなければ私と同じ道を辿っていたもの―
「・・・・まあ、その辺は感謝するけど」
―感謝の印にキスでもしてあげたら?―
「な! ななななな何を!? 何で私があいつに!!」
―あんなにしがみついて泣いてたくせに・・・素直じゃないわね―
「余計なお世話よ! それに・・・あいつには・・・」
―あの子を好きな子がいるの?―
「そうよ。しかも私の親友。それも二人」
―問題なんて無いじゃない。あなたも参戦すればいいのよ―
「私じゃかなわないわよ・・・」
―そんな事無いわよ。あなたを助ける時、彼はあなたをなんと呼んだか覚えてる?―
「? いまいち覚えてないんだけど・・・」
―お姫様―
「へ?」
―彼はあなたを可愛いお姫様って呼んだのよ。好意がなきゃそんな事言わないでしょ?―
「あ・・・いや、そんな・・・」
―ふふん。動揺してるわね―
「う、うるさいっ」
―で、どうなの・・・あら?―
「あれ? 周りが明るく・・・?」
―タイムアップか・・・。仕方ないかな―
「どういうこと?」
―目が覚めるって事よ。ここはあなたの夢だもの。私は少し干渉しただけ―
「そっか。なんか残念な気もするけど」
―目を覚ましたら彼にキスでもしちゃいなさい。すぐ近くだし―
「へ? それってどういう・・・」
―あ、もう時間ね。じゃあね【私】。さよーならー―
「ちょ、ちょっと! まちなさーーーーーーーい!!!」
 アリサの絶叫と同時に、世界は白く塗りつぶされた。


「ん・・・・」
 眩しい朝日の中、アリサは目を覚まし・・・・
「・・・・・・・・・・・・え?」
 目の前にあるの顔に思いっきり固まった。
 は疲れているのか、それともアリサを受け入れているからか、動いても一向に目を覚まさない。
 アリサはもう一人の自分の言葉を思い出し、
(こういうことかーーー!!!)
 内心絶叫していた。
 良くみると昨日の服装の、破れた服の上にの上着のまま。
 しかもアリサはの服をしっかりと握り締めている。その上はアリサを抱きしめたままだ。
(・・・・・・私が離れなかったからこのまま寝たわけね。って冷静に状況を把握している場合じゃないって!!)
 混乱する思考を必死に抑えるが、思うようにまとまらない。
 の顔を見ていたアリサはもう一人の自分の言葉に誘われるようにゆっくりとに顔を近づけ・・・
「・・・・・・アリサ。何やってるんだ?」
「ひああああっ!!!」
 起きたに悲鳴を上げ、目の前の顔を思いっきり引っ叩いた。


「分かりました。その企業は我々が相手をしましょう」
「お願いします。裏にいる連中は我々が叩き潰しますので」
「あとハ、私達に任せてくだサイ」
 バニングス家のリビングには美沙斗とその部下、菟・弓華(ト・ユンファ)がアリサの父デビットに協力を
要請していた。その隣には情報を聞きつけたすずかの父が同じく協力を約束している。
「しかし、君には感謝だな」
「そうだな。俺もすずかが同じ目にあったらと思うとぞっとするよ」
 娘の無事と大いに気に入っている少年の活躍に嬉しそうな父親達。
「あの子はダイジョウブですか?」
「神速を多用しまくったようで今頃全身筋肉痛だろう。普段使わない筋肉まで使うからな」
 一方、警防隊のふたりはの心配をしていた。
 そこに、
「パパ。月村のおじ様も」
「おお! アリサ! どこも悪くないか!?」
「ほっぺた少し張られたくらいだし特にどこも・・・」
君はどうしたんだ?」
「ああ、あいつなら」
 着替えたアリサがリビングに入ってきた。
 そしてはというと・・・・・・
「アリサ・・・・肩ぐらい貸してくれ・・・」
「嫌よ」
 悲鳴を上げる体を無理に動かし、壁を伝ってよろよろと歩いていた。
 左頬に紅葉がついているのは言うまでもない。
「だいじょうぶかね?」
「きついなんてもんじゃないっす」
 としても動くなんてもっての他な状態なのだがアリサの部屋に居座るわけにもいかないので無理に出てきたのだ。
。君の捕らえた奴はそれなりに地位のあった奴のようでな。おかげで各地のアジトがわかった」
「近々警防隊の総力を持って殲滅戦を仕掛ける予定デス」
「そうですか。よろしくお願いします。俺も出たかったんですが・・・」
「暫くはまともに動けないだろう。安静にしておきなさい」
 はユンファに抱き上げられてソファに寝かされた。
 美人に囲まれているに知らずに厳しい視線を向けるアリサに、父親達は何かに気付いたように密談している。
 すっかりいつも通りに戻ったアリサをみて、は安心したように息を吐いた。


 この後、アリサを襲わせた会社は倒産し、多数の失業者を出したがバニングスグループと月村財閥に
よって裏と関係ないほとんどの従業員は再就職を果たしたらしい。
 そして、世界的犯罪組織【龍】は警防隊及び【龍】に何かしらの因縁のあるもの達の手により完膚なきまでに殲滅、
その幹部や首領は軒並み逮捕され、長きに渡って世界中に災厄を撒き散らした組織は崩壊、消滅した。
 仇討ちが終わった美沙斗は警防隊を引退し、高町家で平和な日々を過ごしているという。


「こういう未来が、君の方でもあればよかったな」
―気にしないで。こちらでは既に終わった事だもの―
「アリサは可能な限り俺が守る。出来るかどうかは分からないが安心してくれ【アリサ】」
―ふふ。私はもうこちらに干渉できないから貴方に全て任せるわ。【私】をよろしくね
 夜、月を眺めながらそんな会話をしていた少年と薄く透けた少女がいたらしいが、真相は定かではない。





後書き
アリサの悲劇をお送りしました。如何だったでしょうか?
ユンファはとらハ1にでた【龍】の暗殺者で、真実を知った親友野々村小鳥(現相川夫人)に説得されて
暗殺家業から足を洗い、警防隊に入隊し美沙斗の副官を務め、かつての古巣と戦っていました。
かなりの美人で現在元同級生の忍者の兄に一目惚れし、猛アタック中だったりします。

あと、次元世界と平行世界は別物と考えています。
次元世界は様々な異世界をひっくるめた一つの世界。基本的に同じ存在はいない。
平行世界は異なる歴史を持った似て非なるIFの世界。同じ根源を持った似て非なる同一人物がそれぞれ存在する。
とらハ世界では月村家の両親が早くに亡くなっているのですずかが生まれていなかったり、なのはの性格が違ったり
時空管理局がなかったり、レイジングハートが魔女っ子なステッキだったり、そしてアリサが既に死亡していたり。
リリカル世界の方は色々と救われていますよね。御神と不破の家は滅亡が確定しているのか救われてませんが・・・
美由希が高町家にいるのが何よりの証拠ですよね。彼女は美沙斗と御神家当主の静馬の娘ですし。


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