その日は色々と重なってしまっていた。
その所為で不機嫌の絶頂であったとギンガは
学校で思いっきりブチ切れし、未曾有の大惨事を巻き起こした。
後に学校関係者が言うエルセアの大粛清の日だった・・・・・・・・



       粛清の日(修羅の降臨と夜叉の顕現)



その日、ナカジマ家は悲しみに包まれていた。
ゲンヤ・ナカジマの妻であり、ギンガとスバルの母クイントが任務中の事故で殉職したのだ。
葬儀も終わり、家族を亡くした一家は暗く沈み込んでいた。
「ゲンヤ・・・元気を出せとは言わないけどな・・・」
「分かってる・・・だが、もう少しこうさせてくれ・・・」
ゲンヤは月を眺めていた。
もう2時間以上もこのまま動かなかった。
そして娘達は・・・泣き疲れて眠っていた。
葬儀中は涙をこらえ続け、すべてが終わった後、にしがみつき声を上げて泣き続けたのだ。
「あいつらはどうしてる・・・?」
「泣き疲れて寝てるよ。添い寝ぐらいしてやって来い。血のつながった父親だろう?」
「そうさせてもらうよ・・・おまえは?」
「色々と片付けておくよ。お前はもう寝ろ。明日からは仕事に戻るんだろう?
部下達も心配してるんだ、明日にはしゃんとしろよ?」
「おう・・・いつまでも引きずってちゃあクイントが怒るからな・・・」
部屋に戻るゲンヤ。そんなゲンヤを見送りはポツリと言葉をこぼす。
「クイントさん。あんたは逝くのが早すぎるよ・・・」
娘の晴れ姿を見るまでは死なないと豪語した彼女は、こんなにも早く逝ってしまった。


翌日、どうにかこうにか悲しみを乗り越えたナカジマ一家はそれぞれの日常を取り戻していた。
いつも通りに起きて、いつも通りに朝ご飯を食べて、いつも通りに学校へ・・・
その筈だったその日、学校では全校生徒を集めての魔法実習があった。
先輩後輩関係なく集まりグループを作り、魔法を使用した様々なテストを行う日だった。
はいつも通りに移住者組みとグループを作り、ギンガは自分の友人達とグループを作っていた。
実習はつつがなく進み、あとは戦闘魔導師の実践訓練を残すのみとなった。
そこで最初に呼ばれたのは、だった。

「さて、これから実戦形式の模擬戦を始めるわけだが・・・最初はお前だ無能な田舎者!」
その言葉にミッド出身の生徒達はニヤニヤと嫌な顔で哂い、移住者組みは苛立ちを覚え無言になる。
は何も言わずに中央に出てとりあえず構え、合図を待つ。
その教師は・・・なぜかどこかしらに頷き掛け、なにかの了解を取る。
そして・・・
「始め!」
合図と共に教師が用意していた殺傷設定の魔力弾を十数個放つと同時に・・・全方位のミッド出身の差別主義者の
教師や生徒達から殺傷設定の魔力弾や魔力砲がに向かって放たれた!
突然の事に反応できずはそれらが生み出す爆炎の中に消えていく。
教師や生徒達は更に砲撃を続け、明らかに過剰な攻撃をした後にようやくその砲撃の手を止めた。
「な・・・・・」
「こんな・・・・・」
移住者組みがあまりの出来事に呆然とする。
ギンガもまた、自分の友人たちが躊躇いも無く兄と慕う少年に向かって行った砲撃に驚愕を通りこして呆然とする。
「なん・・・で・・・?」
呻く様に呟くギンガに、近くの友人たちは何を言っているんだこいつは?という視線を向けて、再びが消えた
爆炎へと視線を戻す。
そこへ楽しげに笑う校長と怒りを押し殺した無表情で自分の生徒や教師を見る理事長がやってきた。
「どういうことですか? これは・・・?」
「どうもこうもありませんよ? 生意気で無能な田舎者に少々制裁を与えただけですが?」
校長はさも当然のようにそれがなにか?といわんばかりに答え、理事長はあまりの事態に頭が痛くなる。
ギンガは普段兄と行動を共にしている移住組みの元へとやってきた。
彼らはギンガの先祖がと同郷である事知っている。
その為そばにいると危険だと思い念話でその事をつげ招いたのだ。
理事長が意を決してに呼びかける。
「許可します! 今自分に攻撃を加えたものたちを徹底的に潰しなさい! 全責任は私が持ちます!」
その言葉に教師達が、生徒たちが愕然とした表情で理事長を見る。
は沈黙を続けている。
ギンガはその事にどうしようもない不安と亡くしたばかりの母を思い返し、自分の中から
凄まじい怒りが湧き上がっている事を自覚していた。
母を亡くした上に、色々と世話を焼いてくれた大好きな兄が死んだかもしれない。
そう考えが至った時、彼女の中でナニカが咆哮をあげた。
<殺すのはありか?>
突然物騒な内容の念話が周囲に響く。
全員が炎に視線を向けると、炎が静まりがその姿を現す。
体のあちこちに火傷を負い、そこかしこを血に染めたの姿を見たとき、ギンガは自分の中で何かが
―鎖のようなものが―千切れるような音がした。
「殺すのは勘弁してもらえるかしら? その代わり・・・五体満足でなくても構わないわ」
<了解した>
<私も良いですか?>
ギンガがと同じように念話で理事長に確認を取る。
理事長は彼女を見て・・・その周りにいる移住者組みの生徒たちもが怒り狂っている事を確認し、
「許可します。攻撃魔法を殺傷設定で人に向ける事は立派な犯罪です。この犯罪者どもを一掃しなさい!」
「「「「「「イエス! マム!」」」」」」
その命令を発し、それに移住者組みが答えると同時に、二箇所から物理的圧力を伴った全てを圧倒する殺気が迸った。


そこには濃紺の騎士服を纏い両手足にデバイスを装着したが、怒りの咆哮と共に全身を魔力で強化したギンガが居た。
ミッドチルダ西部エルセア地区の魔法学校に、血塗れの修羅が降臨し、幼くも美しき夜叉が顕現した。


移住者組みの生徒達は四人一組で一小隊を編成し、抜群のコンビネーションで差別主義者の生徒達を
掃討していた。
今までの恨みを晴らすかのような猛烈な攻撃に生徒達はなすすべなく打ち倒されていく。
違う世界、違う国、違う民族の彼等は今同じ空の下で、このミッドチルダにいるどんなコンビよりも、
どんなチームよりも固く団結し、信頼しあっていた。
「亡くなったわけではないが師匠の敵討ちだ! 全員手を緩めるな!」
「「「「「応!」」」」」
彼らの実力はの教育と鍛錬によりこの学校トップクラスだという事を付け加えておこう。


理事長は猛然と抗議する校長をとりあえず魔力の篭った拳でぶん殴り、気絶しているところを何重もの
拘束魔法で雁字搦めにしてその上に優雅に腰を掛けていた。
いい加減愛想が尽きていたし、これ以上愚か極まりない戯言を聞いていたくも無かった。
新しい教員を探さなければならない事に頭を痛めながら、今回の収拾のつけ方を考えている彼女は
結構腹黒かったりする。
(生徒はともかく教員達は殺人未遂の現行犯で逮捕ね。さて、これからどうしようかしら・・・・・・・)
移住者組みの実力を満面の笑みで鑑賞しつつ、の教育法方をカリキュラムに取り入れる気満々の
理事長だった。


ギンガは・・・かつて友と呼んだ彼らを何の躊躇いも無くその小さな、だが鍛え上げられた拳で次々と打ち倒していた。
「なんでだよ! たかが田舎者一匹じゃないか!? それを攻撃して何が悪いんだよ!?」
「・・・・・・・もう、話すことなんて・・・無い!」
彼らの言い分が余りにも人の道から外れている事を改めて認識し、また一人友人を殴りつける。
兄を殺そうとしたこいつらを許す気などギンガには毛の先ほども無かった。
違う世界で生きていようと人は人。
差別する必要も理由も無い。
そんな事も理解できずにいる友人達を情けなく思いながらも怒りのままに暴れ狂う。
正拳裏拳肘撃蹴撃とにかく五体を駆使して次々と生徒達をなぎ倒していく。
怒りの余り表情から感情が抜け落ちた無表情で、あるいは襲い来る友人達をあるいは逃げ惑う友人達を、
淡々と無慈悲かつ問答無用で殴り倒し、蹴り倒していく。
それはさながら・・・鬼女の暴虐。
目覚めた夜叉は圧倒的な暴力をもって、愚か者どもを蹴散らしていった。


が相手をしているのは教師達。
彼等は教師としての質は低いが魔導師としての質は結構高い。
最低でもAランク、一番強くてAAランク。結構なエリートだった。
ただし全員陸戦だが・・・
はただでさえクイントが殉職したショックで気が滅入っているにも拘らず、こんな阿呆な事をやらかす
教師達に本気でキレかけていた。
だからこそ今のには容赦とか慈悲とか言う言葉はの辞書からスッポリと抜け落ちていた。
「このっ! 田舎ものがああぁぁぁぁ!」
「ああもう・・・ただでさえ苛付いているんだ。この上で俺を怒らせるな!」
は近くにいた教師を殴りつけ、防御した腕を障壁ごと粉砕する。
絶叫を上げてのた打ち回る教師の鳩尾に爪先を叩き込んで静かにした後、次の標的を探して
怯える教師達を睥睨する。
いくら大人で、AAランクの魔導師であろうともAAA+ランク(戦闘技術はオーバーSランク相当)に
敵うはずが無い。
この教師達は例えるなら、寝ようとしているのに眠れなくて苛苛している強力なケモノとも知らずに遊びで態と
力一杯尻尾を踏みつけて逆鱗に触れ、一緒に寝ていた子供込みで大激怒させたようなものだった。
思いっきり自業自得。彼らに同情の余地は全く無かった。
の眼光にビビリつつも教師達はちっぽけなプライドを奮い立たせへと砲撃を行った。


そもそもミッドチルダの政府が他世界からの移住者を認めているのは突然変異的に産まれる強力な魔導師を
自分たちの下に確保するためであり、また魔力資質が遺伝する事は確実ではないものの存在し、優秀な魔導師から
その才能を受け継いだ子供が生まれることが統計的に見て多い傾向があるからだ。
それらの事情は公開されてはいるのだが現場の教育者たちには理解されていないこともままあるのだった。
実を言うとミッドの法的には条件がかなり厳しいが一夫多妻が認められている。
理由は簡単で先ほど述べた事がそのまま理由になる。ただし最低条件はオーバーSランクであること。
何か社会的に多大な貢献をしたとか、平和に貢献したとか、とにかく世界中の人々に認められるような
大きな功績を残さなければならないため人々は余り知らない事実ではあるのだが・・・・・・・



閑話休題(それはそれとして)
とギンガのツープラトン攻撃(ギンガの怒涛のラッシュから渾身の左アッパーで浮かせての吼破で
地面に叩きつけた後に某EVAのユニゾンキック)により一番強かった教師が撃墜され、騒動は終わった。
教師や生徒達はそれぞれ分けられて大型のクリスタルケージで拘束されている。
今は通報したため管理局の到着を待っている状態だった。
「ご苦労だったわね皆。後の処理は私がやるから皆は今日は解散しなさい。後、一週間ほど休校します。
 そうそう不破君。相談があるので少し残ってくれる?」
「了解です。保健室にいるんで後はよろしくお願いします」
は怪我の治療のために病院へ行きたかったが、この学校の保健室は一端の病院並の設備である事を
思い出して素直に残ることにした。
移住者組みの面々とギンガは心配そうにしているがは大丈夫だと安心させる。
移住者組みはセレスとフェイを残して解散帰宅し、ギンガを含めた3人は学校に残っての治療を手伝う事にした。
丁度その時、管理局の航空部隊が到着した。
他の部隊は出払っていて彼らしか動けなかったようだ。


の怪我は見た目ほど酷いものではなく簡単な治療で済み、理事長に呼ばれるのを待っていた。
「不破君。怪我の具合はどうかしら?」
「御心配なく。そんなに酷くはありませんよ」
理事長が保健室にじきじきにやってきた。
後ろには管理局員が控えているようだがその彼女はには非常に見覚えがあった。
「・・・・・・・・・・・・シグナム?」
「・・・・・・・・・・・何故ここにいるんだ?」
地球にいる仲間の中で一番最初に再会したのはシグナムだった・・・・
「理事長・・・分かってて連れて来ましたね?」
「さあ? 何の事かしら? それよりも今後の事で相談したいのよ。新任の教師達は私の教え子の中で
 人格も能力も優秀なのを集める予定なんだけど、カリキュラムの方で問題がね・・・?」
「女狐め・・・まあ良いでしょう。カリキュラムの方は会議には俺も参加します」
「よろしくお願いするわ。それと彼らの処分なんだけど・・・・」
「それは私の方から・・・彼らは授業に乗じて殺人未遂を行ったとして逮捕する事になった。
 取調べの後、裁判にかける事になっている。それと生徒たちだが、徹底した再教育の後無償で社会奉仕を
 数年続けてもらう事になった。彼らの保護者や親にも了解と理解はもらえている」
彼らの親は真っ当な倫理観を持っていたのでこの後壮絶な説教が待っているだろう。
拳の一つや二つは軽いかもしれない。
「元はといえば彼らのような腐りきった教師の馬鹿馬鹿しい教えが原因だ。これは学校側で責任を取ってもらう。
 もちろん教育という方面でな」
シグナムも彼ら教師と話してみたが、もう二度と話をしたくないと部下ともども心からそう思ったらしい。
管理局とてなのはやはやてのような地球出身者や他の管理世界出身のものが多くいるので
彼らの考えに乗せられるようなものは一人としていなかったようだ。

「さて、相談も終わったし、かえ・・・セレス? どうした?」
「い、いえっ! その・・・・・・・」
なにやらセレスはシグナムをちらちらと見ていた。
その場の全員が二人を見比べ、ある感想を述べた。
「「「「「「似てるなあ・・・・」」」」」」
二人はそっくりというわけではないが姉妹か親子のような感じでよく似ていた。
「シグナム少尉。妹さんですか?」
「いや娘という線も捨てがたい・・・」
「お前ら・・・後で模擬戦をやるぞ。レヴァンティンの錆にしてくれる」
部下の言葉に頬を引きつらせながら脅しかけるシグナム。その背中には炎が見える。
部下たちは顔を真っ青にして首を横に振っている。
「そういえばセレス。あなたベルカ式だったわね」
「あ、ああ。近代ベルカ式だ。師匠から教わってるし、デバイスも師匠から賜る事になっている」
「セレスは氷結の変換資質を持ってるんでそれを生かせるデバイスを作ってるところだ。まだ
 設計段階でしかないが最新型のシステムを積んでてな。フェイ用のデバイスも作ってるぞ?」
「そ、そうだったんですか!? いつもいつもありがとうございます!」
シグナムはそんな話をする少女たちを眺めながら、いつも通りなにほっとする。
母親の事など色々あったのでどこか変わってしまってはいないだろうかと心配だったのだ。
「しかし、私とは正反対だな。私は炎の変換資質を持っているんだが」
「セレスの基本武装は長剣で、お前と同じタイプだ。たまに稽古でもつけてやってくれ」
「心得た。同じタイプの騎士は今のところ居ない様なんでな。槍騎士は良く見るんだが・・・」
「管理局の支給品が槍だからなぁ。よかったなセレス。ニアSランクから直々に指導が受けられるぞ?」
「きょ、恐縮です! あの烈火の将から御指導いただけるなんて!」
シグナムはなかなか有名人のようだった。
教える事は向いていないと思っているが同じタイプなら教えられる事があるだろうと思い少し嬉しくなる。
そんなシグナムを見ながら変わらないなとは思った。

「主はやてやテスタロッサ、なのはには知らせても良いか?」
「俺がここにいる事をか? もう少し待ってくれ。あいつ等をサポートするためにやっている事がある」
「やっている事? 管理局にはこないのか?」
その言葉を聞いたの目が突然冷たくなり、その場の全員に寒気が走る。
「俺が管理局に? 何の冗談だ? 俺の両親出会わせ俺を産み出させたのは管理局だが、俺から両親を奪ったのも
 管理局だぞ? 今はもうあいつらは居ないとはいえ、俺の管理局への感情が良いものだと思っているのか?」
シグナムは自分が仲間だからこそ触れてはいけないものに触れた事に気付き後悔した。
が管理局に入局する事を当然の事だと思っていた自分を殺してやりたい気分にすらなっていた。
「すまない・・・・」
「いや、いい。俺も大人気なかった。それと、俺が協力するのはあくまではやてが創設するであろう
 部隊とそのメンバーだけだ。管理局そのものに協力する気はさらさら無い」
あとは例外でギンガとゲンヤだけだ、と続けてその話を打ち切ったが、に近しい者たちは
皆つらそうな顔で俯いている。
事情を知らなかったギンガたちは特にそうだった。
「悪いと思うなら言う通りにしてくれシグナム」
「分かった。・・・本当にすまない。お前の気持ちを全く考えてはいなかった」
「だからもう良いというのに・・・・」
シグナムに強く言い聞かせた後、彼らは解散しその日の幕が下りた。


その後学校は真っ当な倫理観を持つ教師達が雇われ、生徒たちは徹底的に再教育を施される事になった。
元教師達は教員免許を剥奪された上に教育関係の仕事につけなくなり、裁判で有罪が確定し服役する事になった。
うち何人かの教師は過去に同じやり方で何人か殺しており、さらに自殺に追い込んだものがいたため罪状が追加され
完全に社会的には抹殺されたも同然となった。
そしては・・・
「なあ・・・俺生徒だよな? 何で教壇にたって授業しているんだ?」
「が、頑張ってくださいお兄さん!」
「そ、そうです師匠! ほら! 他の先生方も師匠の授業の方法に感銘を受けられているではありませんか!」
「・・・・・・・・・お師匠様。お師匠様の教師レベルが高すぎるのがいけないんですよ?」
「それは俺のせいじゃなくレベルの低い教員たちのせいではないかと・・・・」
「・・・不破君。彼らの教育もお願いね?」
「・・・・・・・ああもう! まとめて面倒見てやらあ!」
「「「「「よろしくお願いします!」」」」」
あらゆる意味で学校の先生になっていた。
計画に支障が出てきているが、まあ上手くやるだろう。

その後約半年ほどで学校全体のレベルが大幅に向上し、エルセア地区一の名門校になり、が創設する
頭脳集団【アタラクシア】の付属学校になり、世に優秀な魔導師や教師、研究者等など様々な人材を輩出
することになるのだが、それはまた別の話・・・・・・・・・・



後書き
馬鹿な教師達の排除完了。
そして主人公は実質の校長に・・・・・・
何せ校長室が主人公専用の執務室になってますんで。
アタラクシアはまあ、あれです。
某二つの信号のアトランダムと同じような組織になります。
あっちは人型ロボットを作るのが最終目的ですが、こっちは既存技術の応用でいかに
ロストロギアと呼ばれるものに近づけるかを幅広く研究するのが最終目標です。
人型ロボットはすでにノエルがいるし、夜の一族を知っていて既にその技術をすずか経由で
得ているので設備次第でいつでも製造可能だったりします。

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